#03 ランボルギーニ ムルシエラゴ

スタイリング、パフォーマンス、快適性の完成形!

 ムルシエラゴはランボルギーニのスーパーアイコンを踏襲したミッドシップレイアウトにステルス戦闘機のインスピレーションからなる低くエアロダイナミクスなデザイン、AWD、そしてガルウイングを装備した2シータースポーツカーとして登場した。カウンタックの後継モデルであるが、ランボルギーニのクルマ作りはディアブロ以来飛躍的に向上しており、ムルシエラゴは素晴らしいスーパーモデルへと昇華している。

 ムルシエラゴのシャシーはチューブラーフレームでルーフ、ドアはスチール製だがフロアパネルなどボデイワークはカーボンファイバーが使用され軽量化と剛性アップを追求。そのディメンションは全長×全幅×全高:4580×2045×1135mm、ホイールベース2665mm、トレッド前後1635/1695mm。車重1650kgで、前後重量配分は42:58となっている。

 その先鋭的スタイリングのリヤクオーターパネル左右には、自動開閉するバリアブルエアフロ・クーリングシステムを持ち、2つのラジエターでのクーリングを15%アップさせ、ベストなものにするとともに、スピードにより3段階にせり上がるリヤスポイラーを装備。空気抵抗係数は0.33から0.36へと変化する。

 搭載されるエンジンはドライサンプの60°V12DOHCノーマルアスピレーションで、ボア×ストローク:87×86.8mmの6192cc。IN&EXともバリアブルバルブタイミング装備で、10.7の圧縮比から580ps/7500rpm、650Nm/5400rpmを発揮、新しい6速MTが組み合わされ、0-100km/h加速3.8秒、最高速330km/hオーバーをマークする。

 また、ローギヤードの6速もOPで設定されている。ムルシエラゴのフルタイム4WDは、トルーセンセンターデフにより最大フロントに25%、リヤに45%のトルクが伝達される。これにスタビリティコントロールシステムが組み合わされ、安全性の高い走行を実現させている。

 前後サスはダブルウイッシュボーン、ダンパーは自動/手動の切り替えができ、アンチダイブ、アンチスクワットを実現。ブレーキはドリルドディスクに4ピストンキャリパーを装備し、タイヤは前8.5Jに245/35ZR18を、後13Jに335/30ZR18を履く。

 ムルシエラゴは、ディアブロをさらに改良し乗降性を高めたガルウィングを採用、室内騒音を排除、トンネル部分の断熱を向上させ、クラッチも操作しやすいシングルプレートにするなど、乗りやすさ、快適性を大幅に向上させている。