3ナンバー化されたボディが与えられ1クラス上にシフト
初代イストは2002年のデビュー。初代ヴィッツのプラットフォームに、マッシブでSUVテイストあふれるボディが与えられたモデルで人気を博した。コンパクトなクルマが欲しいものの、ベーシックに振りすぎたクルマはちょっと遠慮したい……という層から支持を受けたのが、人気の秘密だ。
先代イストに与えられたプレミアム感を象徴するのがヴィッツとのボディ全幅の差。先代イストのボディ全幅は、5ナンバーぎりぎりの1695mm。対してベースとなったヴィッツは1660mmで、35mmの差がある。この35mmはデザインのためだけに使われた。ベーシッククラスのクルマとしては異例とも言える贅沢な発想が持ち込まれていたのだ。
しかし、現行のヴィッツはボディ全幅が1695mmに広げられている。トヨタはイストに対し英断を下した。なんとボディ全幅を30mm広げて3ナンバー化したのだ。現在はナンバーによって自動車税が左右されることはないが、駐車場などでは制限があることも多い。それを犠牲にしてもデザインを優先し3ナンバー化を行ったのは、驚きの出来事とも言える。
従来のイストは1.3リッターと1.5リッターの2種のエンジンを搭載していたが、今回のフルモデルチェンジでは1.5リッターと1.8リッターにエンジンを変更。ボディサイズ、エンジンともに1クラス上へのシフトを果たしたと言える。
販売系列はスポーティ路線を売りとしているネッツ店。
TEXT:諸星陽一

