より明確なキャラクター付けを行なうとともに使い勝手を重点に開発
トヨタの1ボックス系モデルは長いあいだ、○○エースの名で呼ばれてきた。もともとエースの名称はトラックやバンに与えられていたもので、今もハイエースはバンとワゴンの両タイプを用意している。ヴォクシー&ノアも、もとはハイエースの下に位置したタウンエース&ライトエースの後継モデルとして登場したモデル。当初はタウンエースノア、ライトエースノアという名称で販売されていた。
タウンエース、ライトエースの名称が取れたのは平成13年に登場した先代からで、ノアという単独名称となった。同時に兄弟車としてヴォクシーを設定。販売店系列で分類するなら、タウンエースノアがノアに、ライトエースノアがヴォクシーになったと言える。この平成13年登場のモデルからは、それまでのキャブオーバーレイアウトを廃止しFF化されていることもあり、先代をヴォクシー&ノアの初代と位置づけても問題はないだろう。
新型となるヴォクシー&ノアは、先代モデルのプラットフォームをリファインして採用。基本的には5ナンバーサイズとなるが、ヴォクシーのZSとZ、ノアのSIとSはエアロパーツが装着され3ナンバーとなる。また搭載エンジンも先代と同様に2リッターのみの設定だが、今回はハイパワータイプも用意されている。
ノアはファミリー層、ヴォクシーは若者層がターゲットという方向性は従来どおりだが、両車のデザインはより明確な棲み分けを行っている。また、シートまわりを中心に使い勝手を向上。ミニバンとしての性能を高めているのも、新型の大きな特徴だ。
TEXT:諸星陽一
