Cl値

 Cl値(Constant lift)は、揚力係数のことで、フロントの揚力係数をCLf、リヤの揚力係数をCLrと表現する。クルマは走っているとき、空気抵抗によって浮き上がる揚力が発生するが、それを表現するのが揚力係数。揚力を抑えるにはスポイラーなどで逆の力であるダウンフォースを高めてやればいい。また、ボディと路面の間の空気をスムーズに流すことで、ダウンフォースが得られる。その際足るものはF1マシン。フェラーリ559GTBフィオラノなどに見られるリヤディフューザーもこうしたボディ下の空気の流れを効果的にダウンフォースに使っている最たるもの。

 極端な例でいうとF1を走るマシンはこのダウンフォースをかなり高くして車体を路面に押しつけるようにしてコーナリングフォースを稼いでいる。しかし、最高速も必要なので、各コースに合ったダウンフォースをフロントとリヤのスポイラーで調節している。