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不満が残る予選−−トヨタ新居TCD

Sep 16, 2007

070915Arai_01.jpg 本拠地のケルンから至近距離のスパ-フランコルシャンは、トヨタの準地元サーキットだ。モンツァでトラブルの出たサイドポンツーン先端のウィングの補強と大型化の効果もあって、金曜日のフリー走行からトヨタは順調にコマを進めた。

 土曜日も上昇機運の午前中を終えて予選に突入。しかし、「もう少しいけたはず。ポジションはいつも通りですが、不満が残る予選でした」と新居章年技術コーディネーション担当ディレクター。

 実は、午前中のフリー走行でのタイムの上がり方がライバルに比べて鈍かったのが気になっていた。「昨日より低い気温が災いしたのか、午前中の状況からはもう少しイケルと思っていたので残念です」。

070915Ralf_03.jpg ラルフ・シューマッハは、タイヤの暖め方が足らなかったか、アタックラップの1コーナーでアンダーステアを訴え、完璧なラップを刻めずにQ3に進めなかった。ヤルノ・トゥルーリは今回で9戦連続でQ3進出を果たしたが、「期待値には届かないタイム」(新居TCD)で予選9番手に甘んじた。

 トゥルーリは、スパ-フランコルシャン入りした状態のマシンセッティングをほとんどいじっていなかった。それだけセッティングが決まっているということだが、課題はスタート。1コーナーまで400mの短い区間を「うまくスタートして切り抜けてくれれば、そのバランスのよさを生かしたレースができると思います」と新居TCD。

 今回、ブリヂストンは、4種類のコンパウンドのうち、ミディアムとソフトを各チームに供給しているが、レースでは、ソフトタイヤの扱いがテーマになっている。トヨタの2台も午前中のフリー走行で、グレイニング(ささくれ)の出方が早く、深かった。「昨日は楽観していましたが、左側、特にフロントのグレイニングが心配」と新居TCD。

 しかし、ヤルノは9番手から、ラルフもザウバーBMWのクビツァがエンジン交換で(5位から15位に)ポジション・ダウンすることで、11番手からのスタートになる。問題のスタートをトヨタの2台がどうこなすか注目だ。
(Masami Yamaguchi/MYS)