予選後の琢磨にインタビュー
Mar 17, 2007
琢磨は、昨年の最終戦を、10位と言う上出来の結果で終えた。「それを持続して、そこからスタートしたいと思っていたので、本当に10番手からスタートできるのは嬉しいです」。予選を終えた琢磨は、いつもと同じように、表情を変えずに切り出した。
--Q3までいってしまいました(笑)。
琢磨 Q3の準備は、エンジニアグループが去年から考えてはいたけれど、まったく(いけるとは)予測できなかったです。プラクティス3(フリー走行3回目)が終わったところで、クルマの感触がよかったので、Q2にはいけると思ったけれど、Q2に入るのも、全力を尽くさないと、という覚悟で予選に臨みました。
--午前中の段階でクルマはうまく仕上がっていた?
琢磨 ラップタイムの出方を見ていただけると分かると思いますが、実際にはうまくいっていなかったです。雨が降ったこともあって、データと自分のフィーリングが合っていなくて、エンジニアもその理由が分からなかった。
--深刻だった?
琢磨 プラクティス3で長い間ガレージでセットアップ変更をしなければならなかったですから。それでバランスがようやく取れたけれど、ニュータイヤのフィーリングもあまりよくなくて、苦労するかと思っていました。
--予選までの間に修正したのがよかった。
琢磨 そいう状況だったので、予選は、とにかく思い切りいくしかない、ということだったんですが、Q1はタイムが出て、Q2もうまくいってQ3まで届いて、チームにとっては本当によかったです。
--予選は長かったですか?
琢磨 去年はアッという間だったですから。でも、チームが集中して、慣れない中で一生懸命、ガソリンやタイヤの準備をしてくれたので、けっこうあわただしくて、Q2に行くまではアッという間でした。
--Q3に出走する時に、ピットロード出口で10台の中に並んでいた時、どんな気分でしたか?
琢磨 なんか、不思議な気分でした。いままでテレビでしか見たことがないですからね(笑)。あれ、自分はここにいるのか、という感じでした。
--帰ってきた時に胴上げされました。
琢磨 いきなり肩車されて(笑)。でも、本当に長い冬の準備期間だったんですが、こういう形で、最初のステップを予想してなかったポジションで予選を終えられて嬉しいです。チームは本当にいい仕事をしてくれました。
--テストでは、速さを求めるより、耐久性を重視した内容だっだと思いますが、明日に向けては?
琢磨 信頼性を大きくすることがポテンシャルにつながると思うので、冬の間も昨日と今日も、大きなトラブルが出なかったことが、明日のレースが楽しみです。純粋なスピードだけ見ると、ここ(10位のグリッド)から相手を抜いていくというレースではないと思いますが、できる限りいいポジションにいて、チャンスがあれば、トップ8を目指したいです。
--燃料を積んでいたと思いますが、その状態でのクルマのバランスは?
琢磨 Q3でウェバーの後ろで、最初のピットインまでずっと後ろだったでしょ? だから、クリーンなエアで走れなかったので、分からなかったですね。ピットインの後、重い状態でアタックしたけれど、プラクティスの状況に似ていたので、そんなに悪くないと思います。
--予選前のセットアップ変更がよかった?
琢磨 これからクルマが帰ってきてからデータを確認しますが、明日のレースは、思い切り走れると思います。
--明日、気をつけることは?
琢磨 やっぱりアクシデントですね。今までと違って、グループのど真ん中からのスタートをしなければならないので。もちろん、レースだし、思い切りいきたいけれど、とにかく完走を目指して大事に走ります。
(Masami Yamaguchi/MYS)
