news

スーパーアグリの新車最新情報&バルセロナテスト

Nov 29, 2006

061129AGURI_2.jpg 11月28日からスペインのバルセロナ・サーキットで始まったF1合同テストに登場したスーパーアグリの“新車”は、ホンダRA106と擬似しているものの、別物である、との情報が入った。

 現地から入った情報によると、アンソニー・デビッドソンのドライブで走り始めたスーパーアグリのカラーリングのマシンは、「スーパーアグリが外部契約のデザイン機関にデザインを依頼し、ホンダの栃木研究所の協力を得て作り上げたもの」とのこと。

 外部機関とは、ポール・ホワイト・コンサルタンシー(PWC)という集団で、スーパーアグリF1チームのために、今シーズン初めからホンダの栃木研究所とスーパーアグリF1チームとの間に入って研究開発を進めていた、という。

 したがって、バルセロナを走っているクルマは、ホンダF1レーシングとは関係なく、スーパーアグリと栃木研究所が作ったもので、外観はホンダRA106にそっくりでも、モノコックは、07クラッシュテストに備えた形の別物、という。

 スーパーアグリ東京オフィスは、詳細はイギリスの現地に問い合わせてほしい、としており、ホンダ関係者は、「エンジンやギヤボックスを共用していることから、どうしても似た形になるのではないか」とコメントしている。

 しかし、これが事実なら、スーパーアグリは他に先んじて2007年用の新車を走らせていることになり、また、鈴木亜久里代表は11月23日にツインリンクもてぎで行なわれた記者会見で、“ホンダのシャシーを借りている。そのままシーズンインすることはない”としたコメントとの整合性がつかなくなる。

 考えられるのは、“参戦できるのは自前のシャシーのみ”というF1の規則への気遣い。2008年からその規則が緩和され、購入したシャシーでの参戦も可能になるが、その規則が前倒しされて2007年から適用されることが承認されれば、スーパーアグリがホンダのシャシーを使うことがOKになるはずだが現状はNG。現在、水面下でFIAなどに対して、スーパーアグリやホンダから規則前倒しの働きかけが進んでいるはずで、いずれ明確な形に落ち着くはずだが、スーパーアグリのマシンは、しばらくは霧の中に置かれそうだ。
(Masami Yamaguchi/MYS)

 以下は、バルセロナ合同テスト1日目のタイム。11月28日のカタロニアサーキットは気温9℃〜17℃、路面温度13℃〜20℃とドライ路面ながら肌寒い一日となった。4.627kmのコースを走り、トップタイムはフェラーリ248F1を駆るマッサ。スーパーアグリはデビッドソンが走り、トップから2秒落ちのタイムだった。

■バルセロナ合同テスト1日目
Pos Driver Team Time Laps
1 MASSA Ferrari 1.17.167 50
2 DE LA ROSA McLaren 1.17.462 67
3 BADOER Ferrari 1.17.561 71
4 HEIDFELD BMW 1.17.650 63
5 BARRICHELLO Honda 1.17.931 76
6 HAMILTON McLaren 1.18.245 57
7 KUBICA BMW 1.18.524 45
8 ROSSITER Honda 1.18.682 86
9 PIQUET Renault 1.18.848 93
10 WURZ Williams 1.19.042 91
11 DAVIDSON Super Aguri 1.19.109 91
12 KOVALAINEN Renault 1.19.188 91
13 SPEED Toro Rosso 1.19.384 61
14 WEBBER Red Bull 1.19.444 78
15 LIUZZI Toro Rosso 1.19.604 71
16 COULTHARD Red Bull 1.19.777 27